弁天島海浜公園でのチンタ釣りを私の経験から記してみたいと思います。
今回は、その一回目としてチンタを含む鯛類の習性についてです。
〇チンタは群れで移動
黒鯛とは違い、チンタ(15ー20cm)は、群れて潮に乗って移動しています。
従って、この群れを捕らえれば入れ食い状態間違いなしで釣る事が出来ます。
経験上、上げ潮(干満の差の大きい表潮)で遭遇するケースが多いです。
又、上げの時間帯でも地合があるのでそれに集中すれば釣果が上がります。
〇好奇心が旺盛
チンタが回遊しながらえさを捕食する時は、いろいろな物に興味を示します。
元々雑食な鯛は、虫類やカニ、エビの他、貝を砕いて食べたり、コーンでも
えさにします。つまりえさに見えるものは、とりあえず確かめようとするのです。
ですからいかに潮に漂う生餌に見せるかが釣果につながります。
〇警戒心が強い
好奇心が強いチンタですが、えさが安全で問題のないものか納得しないと
食べる行為まで至りません。えさをいきなり食べるのではなく
まず口先でえさをつまんでチョンチョンと引っ張るような確認をします。
ここで違和感を感じると離して他へ移動してしまいます。
〇えさにどん欲
チョンチョンとえさを確認した時点でこれは安全と一度判断したら
その後は離してもそのえさをどこまでも追い続けてきます。
ですから、ここでも自然なえさに見えるように細心の注意を払いながら
えさの捕食を待ちます。
〇捕食の3段階
鯛がえさを食べる時(虫えさの場合)
1)口先でチョンチョンとえさを引っ張る、これが前当り。
2)次に口の中でえさを押さえ込みコツコツとした引き。
3)最後に飲み込んでその場を離れようとする、引き込み。
まずは、これらの習性をよく覚えてください。